2021年に読んだもの
昨年の読んだものの中から、Instagramに載せているものだけ紹介。
一昨年はこちら。 dondoko.hateblo.jp
アイデア会議
企画会議のやり方。企画会議に限らず、結局、会議は準備が全てな気がする。
あなたのチームは機能してますか?
これは良い本だった。帯に書かれているアンチパターンだけでも気に留めておくと良いと思った。説明の欠如、他人への敬意の欠如、無関心。自分の意見に反するチームの決定を支持するために、自分の意見を言っておくのが大切だと思う。
アンガーマネジメント入門
感情的にキレることによるデメリットは周りへの影響もあると思うが、私の場合、怒りの後、かなりの期間引きずってしまって、あらゆる自分のリソースを持っていかれてしまうこと。これが非常に由々しき問題で、これでは自分の身がもたないと思った。常に心穏やかに過ごしたいと本気で願っている。
AKIRA
人生の中で一番感動した展示会はAKIRAの原画展だ。装丁だけで美術品としても成立するので、家に置いておきたいと思って購入。
エンジョイ・アワー・フリータイム
演劇「フリータイム」をNHKでやっていたのを観たのが、劇団チェルフィッチュを知ったきっかけだった。日常の洞察からくるユーモアのある視点が面白い。
怒らない技術
怒らないと決めることがまずは大事なんだそうだ。優しくて心穏やかな人間になりたい。
三体
ダラダラと読んでいて、時間がかかった。水滴との接触から人類への攻撃までのラストは圧巻。結末のカラクリは腑に落ちなかったが、まだ続きがあるのでその伏線なのかもしれない。続編はまだ読んでいない。
珈琲時間
実は私は無類の珈琲好きなのだが、客が少なくて落ち着いた純喫茶のおすすめのお店は、どこかにありませんか。
アンダーカレント
丁寧に書きあげていて、行間を感じさせる漫画だった。
The Subtle Art of Not Giving a F*ck
著者の豊富な女性遍歴のこと以外、内容を全く覚えていない。
一人称単数
表紙イラストは豊田徹也。
惑星9の休日
空気感が心地いい漫画。
リーダーの仮面
成果を出すためのリーダーの姿勢。リーダーは大変だなぁ。
プロカウンセラーの聞く技術
人の話を聞くことを職業としている著者の話を聞くコツ。他人の話は他人の話として聞くことが良くて、自分ごととはっきり分けないといけない。
夜とコンクリート
心地よい夜の空気感。なんとなく夏の夜のイメージがした。
盆の国
たぶん、デジタルで描いていると思うんだけど、着色の使い方が斬新だった。
いいよね!米澤先生
帰阪した時に、兄に勧められて読んだ。最低な人間ばかり出てくる漫画だった。
藤子・F・不二雄
今年はFミュに行った。
青い車
よしもとよしともの短編集。再読で、私の中でこれに勝る短編集はない。
MANGA Day to Day
コロナ禍を描いたショートショート集。よしもとよしともの作品が読みたくて購入。
みやこ美人夜話
表紙絵に惹かれて購入。美人は強い。
ゴーグル
緊張と静寂。しんみりとじわり。
幻の花
オチのない話が多かった。表紙のお尻のデッサンは良い。
かようびのよる
欧米の人が書いたカエルの絵本。なんかアメリカ冒険映画という感じだった。
GraphQL
物理本で読んだ技術本はこれ一冊だった。読後に得られる自信みたいなものは物理本の方が高い。
苦役列車
芥川受賞作品。読んでいて胸糞が悪くなるぐらい、とにかくクズすぎる男が主人公の私小説。しかし、強烈なリアリティもあるのでページをめくってしまう。
自由につくる自在に生きる
再読。時々読み返したくなる。
一件40円本日250件10年勤めてクビになりました
なんだろうな。こういう社会の底辺の人の話が好きなんだろうな私は。
Pの悲劇
高橋留美子の短編集。↓のマンガの創り方の教材にもなっている。とりあえず天才でいいと思う。
マンガの創り方
めちゃくちゃ参考になった。短編漫画を作ろうしているのだが、とにかくマンガの創り方がわからないので、これに書いてある通りに箱書、シナリオと作っていった。
ベントラー・ベントラー
落語を拝聴しているような気持ちにさせてくれるSF漫画。最後の結末は少し切ない。
生きる技術は名作に学べ
巻末の謝辞を述べるくだりが素晴らしいと思った。
小銭をかぞえる
主人公は最低すぎて読んでいられないぐらいなのだが、この人の描く女性のリアリティは特筆すべき。男性からみた女性の良いも悪いも全て表現していて、そこだけは共感できる。
中年危機
ミッドライフクライシスのど真ん中にいると自覚している。この本に解決策は載っていないが、乗り切るための心の持ち方は示していると思う。
阿修羅のごとく
向田邦子のドラマのシナリオ。音楽、映像、編集、芝居、演出の表現によって肉付けすることで初めてドラマは完成するのであってシナリオがドラマより面白いということにはならないことがわかる。
村上隆xたけし
村上隆が長渕剛に言及しているところが面白かった。作品も含めて、あれだけの個性を発揮しているミュージシャンはいない。作品は作家性、個性が大事ということは藤子F不二夫先生も言っている。
総括
冒頭の女性イラストは女子バレー、東レアローズの黒後愛選手。東京五輪以降、休養されているらしいが、陰ながら応援している。
さて、こうして振り返るとビジネス書や新書が多くなっているし、テレビもNHKばっかり見ているし、順調におっさんになってきていると実感している。自然の摂理とはいえ、年齢を重ねることで自分の社会的な役割が変化する。自分だけではなく、周りの人間、家族も同じ分だけ歳をとる。コロナの状況も刻々と変化し続けていて、改めて世は無常であることに思い至る。
自分の関心の対象も変化していて、ひらたく言うと、あらゆるものに飽きがきている。仕事でもプライベートでも、人に会えば「何をやっている時が一番楽しいか」と聞いている。何か楽しいこと面白いことはないか、毎日何かを探している1年で、少しでも自分の興味に引っ掛かったものはチェックするようにしていたように思う。
ここまで書いて今さらなのだが、一年を一気に振り返るのはしんどすぎる。ベスト3位ぐらいまでで十分ではないか。月に一回ぐらいで振り返るぐらいにしようか。週末に独りで何をしているかという気持ちになっている。あーあ。