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G大阪 3 - 1 名古屋

J1リーグ第4節。ホームで名古屋。雨。 西野朗率いる名古屋には昨年万博で対戦した時、宇佐美がダニルソンに完璧に抑えられたり、永井のスピードが怖すぎたり、レアンドロドミンゲスのスーパーゴールがあったりで嫌な記憶がある。 名古屋は主力のレドミとノヴァコヴィッチ、田口は欠場で、先発は川又、永井、矢田、小川、闘莉王などが入る。 ガンバは、オ・ジェソク、明神が怪我で欠場、MFには倉田、阿部、今野、遠藤、FWにパトリック、宇佐美、DFに米倉、藤春、岩下、丹羽、GKに東口。 メンバー的にガンバに分があるかなと、試合前に楽観した。

先制

前半はガンバが終始主導権を握る、宇佐美は雨のピッチを意識して遠目から積極的にシュート。GK楢崎の手前でバウンドしたボールをキャッチしきれず前にこぼれたボールをパトリックが詰めるも、楢崎の素早い反応で阻まれる。ガンバの時間帯が続く前半だったので、0-0で終了した場合は嫌だなと思ってたが、前半終了間際、左サイドから宇佐美が右足でGKとDFの間に低いクロス、これを名古屋DF牟田がヘッドでクリアしようとするもミス、うまくフリックしたような形になりGK楢崎も反応できず、そのままゴール。結果的に、この得点が試合結果を大きく左右したと思う。この得点が無かったら結果もまた違ったものになってたかもしれない。闘莉王に激昂されていた牟田が少し気の毒に思った。

2点目

後半早々、楢崎のゴールキックからのプレー、ダニルソンが今野にボールを奪われて、ハーフカウンターの形に、阿部から右サイド深く駆け上がった米倉へ見事なスルーパス、米倉がPA内に待ち構えていた宇佐美にマイナスのパス、宇佐美右足ダイレクトでネットに突き刺さる。米倉の上がり、阿部のスルーパス、ゴールポイントにポジショニングした宇佐美、綺麗な形だった。最後の宇佐美のマークはダニルソンがするべきところではあったが、マーク追いつかず、先制に続いて名古屋の守備のまずさに助けられた感がある。

失点

失点する前から、ガンバがボールを奪った時にビルドアップのミスで相手にボールを簡単に渡してしまうという場面が3連続ぐらいで続いた。流れが相手に移ってしまった要因といえる。 そして、名古屋のCKからゴール前混戦ドサクサの中で永井がゴール。名古屋の左利きキッカー、矢田?のキックがなかなか怖かった。とはいうものの、セットプレー以外の名古屋の攻撃はあまり怖くなかった。永井のスピードやしつこさも、チームとして効果的に活かせてない。昨年の対戦で感じた永井のえげつなさはさほど感じなかった(それでも得点は決められたし危険なプレーヤーであることは変わりないが)

3点目

ガンバの3点目、交代でINした大森から左サイド深く上がってきた藤春にスペースへのパス。藤春からの低いセンタリングは1度名古屋のDFに弾かれたが、PAライン付近にこぼれきた球に詰めてた今野が右足でコースを狙った鋭い低空シュート、名古屋DFに当たってコースが変わりそのままゴール!

総感

  • 2点目の起点となったボール奪取、3点目のゴールと今野の存在感が凄まじかった。かつてFC東京在籍時に敵として対峙した時(特に味スタで)この選手は代表に入って当然だな、つくづくよい選手だと思っていた選手が、今は頼りになる味方である。ありがたや〜。
  • ハリル効果による宇佐美の献身性プレーが半端なかった。宇佐美が動かないのは身体能力的(持久力がない、フィジカルが弱い)な理由だと思っていたが、この試合観る限り、ただの本人の意識の問題だったのか。オシムが「上手い選手を走らせるのが一番むずかしい」みたいなことを言ってたが、そういうことなのかな。次戦はACLアウェイ、タイ・フリーダム戦、過密日程が続く。FC東京の武藤が怪我したのは、武藤の前線で体を張るプレースタイル、有名になって敵マークが厳しくなった、代表選出による過密日程。宇佐美にも(ちょこっと体張るようになった)当てはまることなので怪我だけが心配だ。
  • 藤春もよかった。