どんどこすすむの日記

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普通の日々

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会社に行く途中の道で、信号待ちをしている看護師らしき女性を書いた。
このどこか気だるそうな看護師を見たのはずいぶん前だった気がする。マスクをしているのでパンデミックのさなかであることは間違いなかったと思うが、いつだったかは、はっきりしない。寒い季節だったような気がするけど、そこまで厚着をしているわけではないので、冬だったかも定かではない。しかし、その女性はとても印象的だったので今でも姿をありありと思い浮かべることができる。

僕には特殊な能力があル。それは目にしたものを視覚的に記憶する力が人より優れていることだ。この能力がなぜ特殊か、なぜ人より優れているかどうかは、ちゃんと調べたり計ったりしたわけではない。だけど、きっと相当なものだと思っている。実際には、あまり役には立たない能力だけど、サイゼリヤの間違い探しなどには無類の力を発揮したりする。

そんなわけで、僕は一度、自分の視覚の貯蔵庫にしまったファイルであれば、すぐに取り出して、やろうと思えばこうして絵に再現することだってわりにすぐにできるのだ。
もう一つ僕が子供の頃から得意なことは人の似顔絵を書くことである。人の顔の特徴を正確にしかも瞬時にとらえて、効率的でシンプルな線で描画することができる。
残念ながら、この能力もあまり役に立ったことはないんだけど。

時々、採用の面接をすることがある。面接を受ける方ではなく、僕が採用面接官になるのだ。
そこでよく質問するのが「あなたの長所と短所を教えてください」という定番の質問だ。
この質問は、面接している人物を理解することに役立つ反面、とても難しい質問だと思う。
まず、長所とは何か。である。長所。良いところって。誰にとって、社会にとって、自分にとって?
果たして自分を100%客観的にみれる人間などいるのだろうか。
自己評価と他者評価は往々にしてズレている。

僕が小学生の時に、親が書いて学校に提出しなければいけない子供についてのアンケートみたいなプリントがあって、そのアンケートに子供の長所と短所を書く欄があったのだが、母親は僕の長所を書くのにずいぶん悩んでいたのをはっきり覚えている。
その時、自分でも僕の長所はなんだろうか、と考えたが、よくわからなかった。 今でも本当のところ、自分のどこが良いところで、どこが悪いところなのかよくわからないと思っている。
わかるのは客観的な事実だけで、身長と体重、つまり目に見える視覚的な情報だけなのではと思う時がある。
星の王子さまは「本当のことは目に見えないんだよ」と言うけれど、目に見えるものほど確実なものはないのでは?

実はこの日記を書き始める前は、コロナについて何か書きたいと思ってたけど、全然関係ないことを書いてしまった。
外に出かける時にマスクをつけ忘れていることに気づいて慌てて家に戻ることが、ここ数日何回かあった。
早く普通の日々に戻らないかなと思う。