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G大阪 3 - 1 名古屋

正月気分がようやく抜けてきたなーと思ってたら、もう今シーズンも開幕間近となっていたよ。ガンバの新ホーム市立吹田サッカースタジアムこけら落としPanasocnic Cup(名古屋とのプレシーズンマッチ)この試合の案内ハガキ(スタジアム募金したから)が家にも届いていて、ぼくも大阪に観に行こうか少し悩んだが、結局、家でテレビ観戦することになった。

プレシーズンマッチとはいえ、新スタジアムの初戦ということで、緊張感の高い特別な雰囲気がしていた。試合が終わった後の選手インタビューを聞いてもまだこのスタジアムに慣れていない印象を受けた。キャパ4万でチケット完売したと聞いていて、実際の観客数が3万5千人ぐらいで、ちょっと残念、テレビで見てても上のほうの座先は空席もあった。万博の時は平均で1万ちょいの数だったので、いきなりそんなに増えないのかな。とも思った。

さて試合。ガンバのメンバーで目につくのは新戦力のアデミウソン、藤本。ユース出身18歳サイドバックの初瀬。アデミウソン、藤本は実績からすると先発は不思議ではないが、初瀬の先発は意外だった。天皇杯の決勝ではベンチにも入っていたので期待の若手だ。しかし、米倉、オ・ジェソクはベンチにも入っていないのはどうしたんだろう。倉田、阿部、大森、井手口、内田がベンチに構えていて、中盤のポジション争いがすごいことになっている。しかもベンチFWには呉屋が入っていて、長沢はどこいったんだ。

注目の新戦力アデミウソン、楔のボールをギャップで受け取り、ボールを失わないで攻撃の起点になっていた。ポストプレーはパトリックの3倍上手いと思った。1点目はCKからの高速カウンターでアデミウソンがDFを一瞬のスピードで振り切ってパトリック(結果はオウンゴール)にアシスト。こいつすげー、強烈。マリノスの退団時に未練タラタラのコメントをしてたのでメンタル面でちょっとしてたけど、グラウンド上のプレーはさすがであった。

もう一人の藤本も良かった。藤本は左足のキックを持っていて、ガンバが誇る2列目、倉田、阿部、大森とは違うタイプなので貴重な駒になりそう。2点目はセットプレーからのキックで今野の得点をアシスト。今まではセットプレー時には遠藤の横に、左ききであるだけの説得力のない藤春が立っていたいが、藤本であればだいぶ相手GKも迷うのではないか。

3点目は宇佐美のCKから丹羽の鮮やかヘッド。この試合、プレースキッカーが宇佐美、藤本で遠藤ではなかった。FK時にオフサイドラインを超えたポジションをウロウロしていた遠藤が新鮮だった。セットプレー戦術には大きな変化である。丹羽のゴール後の歓喜。観客席が近いのでゴール時のシーンは欧州みたいで、自分的に今日の試合のハイライトだった。

名古屋でいうと、長身のスウェーデン人シモヴィッチが今期の攻撃の中心になってゆくのだろうか、足元がうまいし、ハマれば活躍しそうだ。しかしそれにしても、インタビューや立ち振舞に余裕がない小倉新監督は大丈夫なのか。「5人目の動き」とか、なんとなく奇をてらったような発言が前のマリノス水沼監督みたいなテレビ出身者が現場に来た時にする嫌な気配がした。

途中交代で入った倉田のミスが多いように思った。もともと変なところでのボールロストは多い選手ではあるのだが、まだコンディション上がってないのか。初瀬プロ初先発はあっぱれの一言。両足キッカーのサイドバックいいじゃないですか。一週間後はゼロックス。2016年公式戦初戦。早いなー。