すごい会議
会議とかミーティングとか打ち合わせが昔から苦手なのだが、もういい年だし会議というものにもう少しコミットしてみよう、ということで本書を手にとってみた。
読んでみて初めてわかったのだが、この本が対象としているのは、世間一般に溢れている会議の話ではなく、会社経営の意思決定を議論するような会議であって、ちょっと自分の期待とはズレてたのだが、それでも、なかにはふつうの会議や何かの問題解決のヒントになるようなことも書かれてあったので、印象に残ったところを箇条書きしてみる。
問題を「How/どのようにすれば〜?」の疑問文に置き換えてみる
例) 会社がおもしろくない → どのようにすれば会社がおもしろくなるか?
言いにくい問題をいってみる。
問題の核心はだいたい言いにくいもの。
自分のひどい真実をいってみる。
これはけっこう辛いな。腹割って話そうよ、てことなのだと思う。
提案のない意見は無駄。単なるコメントの交換や単なるスピーチは、会議には無駄。会議には「提案」「リクエスト」「明確化のための質問」以外の発言は99%無駄である。
ただの意見は無駄なのか。
「リクエスト」には①誰が②特定の日付と時間③なにを持って成功とするかの記述がうまくいく
③はけっこう、抜けがちやわ。
「リクエスト」された人に気持よくYESと答えてもらうには、作業ではなく素晴らしい成果を求める
たしかに、作業を頼まれても嬉しくないわ。
発言するとき「〜なんですけど、」とか前提とかいらない
それ言ってしまってるわ。
周りの意見と違っても、しらっと発表する
難しいな。
人の話を聞く
基本。
自分の発表の番がくるまで、自分の発表が気になりドキドキするのではなく、人の話を聞く
これは無理だ。
最後に、この本は会議のHowTo本ではあるのだが、前半は著者の波乱万丈な職務歴の話で、読み物としてはそっちのほうがおもしろかった。
- 作者:大橋 禅太郎
- 発売日: 2005/05/18
- メディア: 単行本